ミラノの血統&展開予想日記

競馬を愛し、競馬に没頭する男のブログ

【お酒紹介③】 SCALLY WAG(スカリーワグ)

どうも、ミラノです。

 

最近はびみょーに平日が忙しく、なかなかバーに行けていない毎日が続いております。

 

しかし今週はひどくバー欠乏症を発症してしまい、「意地でも行くんだ!」という思いの元頑張って仕事やりました。

 

人間というのは悲しいことかな、先に楽しいことが待っていると信じ込むと頑張れてしまうんですね(笑)

 

というわけで久しぶりのお酒紹介いきましょう!

 

本日いただいたのは「SCALLY WAGになります。

 

scallywag2.jpg

 

 

 

ラベルがかわいい「SCALY WAG

 

 scallywag1.jpg

 

まずは見てください、このラベルに描かれた右目に小さな眼鏡をかけたかわいい犬。

 

正直バーのボトルにこのラベルがあれば、犬好きのミラノは思わず

 

「かわいい!これください!」

 

ってなります(笑)

 

この片目だけにかけるタイプの眼鏡のことを、そのまま「片眼鏡」や海外ではモノクルなんて呼ぶそうです。


ところで気になるのはこのお犬さんが何者かってことですよね。

 

そもそもこのボトルの名前でもある「SCALY」という英単語。

これというのは、子供や動物に対して「やんちゃな」とか「いたずらな」なんて意味があります。

 

さらにこのラベルに描かれている犬は「フォックステリア」という犬種になります。

 

つまり、このボトルを作った方が長年飼われていた「フォックステリア」の愛らしさややんちゃな感じなどから着想を得て命名したということになりますね。

 

このウイスキーを製作している会社が「ダグラスレイン社」というところになります。

 

私としては、ダグラスレインのウイスキーといえば、強烈なピート臭のただよう「ビッグ・ピート」をイメージするのですが、この「SCALLY WAG」はまた一味違っています。 その秘密はこのウイスキーに込められたキーワードにあります。

 

 

キーワードと犬のラベル

ここで重要な点は犬のラベルとウイスキーに込められたキーワード。

 

いろいろ話を聞いてみると、このウイスキーに込められたキーワード。

 

それは「スウィート」だそうです。

 

いろいろ深堀してみると、この「スウィート」にもいろいろな意味がありそうですね。

 

一つは味・香りとしてのスウィートを目指すということ。

 

ウイスキーにはそれぞれ蒸留所がコンセプトを持って作ることが基本。

そこでスウィートなウイスキーを作ろうと思うことは普通にありそうですよね。

 

じゃあなんでスウィートなウイスキーを目指したのかってことです。

一般的にはウイスキーを作って、それに名前を付けるというのが基本かなと思うんですが、これは逆なのでは?と思ってます。

 

つまり、スウィートなイメージを蒸留所や製作者さんに植え付けたのは、まぎれもなくこの犬なのではということです。

 

「鶏が先か卵が先か」じゃありませんが、ミラノ的には愛する犬のイメージにあおられてスウィートなウイスキーを作ったという展開なら素敵なのになと思います。(笑)

 

どちらにせよ、ラベルのかわいい犬のイラストからウイスキーのキーワードやその中身まで想像させてしまうとは。 恐るべしウイスキー。。。

 

 

「ビック・ピート」と「SCALLY WAG

 

先ほども、ダグラスレインといえばビッグ・ピートのイメージという話をしましたが、味や香り、イメージから何まで違った仕上がりになってます。

 

ビッグ・ピートが強烈なピート臭とモルトらしい仕上がりになっているのに対し、この「SCALLY WAG」はとにかくスウィート。

 

ボキャブラリーの貧弱さを露呈したいのではなく、両者を飲んだことがあるとそう感じます(笑)

 

まあ先ほどの「スウィート」がキーワードという話とかぶりますが、愛くるしい犬の仕草などを表す際に使う「スウィート」という言葉と本来の意味である「甘い」という言葉を重ねているのが特徴的です。

 

そのため、軽やかで、どこか気持ちを陽気にさせてくれるような。

そういった上質な甘みが特徴のモルトに仕上がっているといえるでしょう。

 

また、マッカランモートラックグレンロセスといったシェリー樽熟成を経た際に最大限の魅力を発揮する原酒を中心に、スペイサイドモルトだけをブレンドしたという点も相まって非常に軽やかながら上質で深みのあるものになってます。

 

 

いざ、実飲!

 

実際に飲んでみましょう。

まずは香りから。

 

香りとしては、いい意味でただ甘いウイスキーだなという印象は受けませんでした。

 

というのも、甘さの中にスパイスの香りがほのかに残っています。

 

このスパイスの香りが逆説的に、このウイスキーの真の甘さというのを照らしているように受けます。

 

さらに、よくあるウイスキーの甘さではなく、もっと繊細なバニラっぽい香りが残っているのも印象的ですね 。

総じて「甘い」というイメージを残しながら、さらにその甘さを追求するために配合されたような感じがします。

 

それだけでもしっかり手の込んだ贅沢なウイスキーであるということがうかがえます。

 

 

続いてのほうになります。

 

舌の上に乗せた瞬間は強いウイスキー感というのは感じるものの、口の中で次第にフルーティな味わいが広がります。

 

さらに風味といった面ではダークチョコレートのような苦みの中に甘さを感じるという感じが何層にも広がっています。

 

これも、香りでのスパイシーさが甘みを引き立てるという部分と同じく、味に関しても逆説的に表現されている印象を受けました。

 

 

さて、フィニッシュでになりました。

 

最後はスパイシーさやダークチョコレートの雰囲気が徐々にまろやかに甘さと溶け合いココアや甘いタバコのように変わります。

 

自分で行ってて「甘いタバコってなんやねん」って感じはします(笑)

喫煙者の方ならわかるかもしれませんが、昔の「キャスター」という名前のタバコに近い感じはします。 こんな感じでしか表現できませんが、そんな感じです(笑)

 

 

おわりに

 

ちょっとここで「SCALLY WAG」との思い出を。

 

個人的に覚えている限りで初めて飲んだウイスキーっておそらくこれなのではと思います。

 

当時はまだウイスキーに対する苦手意識も強く、知人に連れて行ってもらったバーで何となく飲んだものでした。

 

しかし、時が流れ、少ないながらウイスキーを飲み、改めてこのウイスキーを飲むと自分の成長を感じますね。(笑)

 

というのも、当時は感じなかった味や香り、印象というのを 今回持ちました。

 

ウイスキーに限らず、人生は発見と変化の連続

 

そんなことを今回感じましたねー。 

 

ではまた。。。