先日もいつも通り、お世話になっているバーにてお酒をいただいてきたので、そちらを紹介していきたいなと思います。
今回いただいたお酒は「アイルオブジュラ 10年」です。
「アイルオブジュラ」の歴史
こちらはスコットランドにある、ジュラ島という島にある蒸留所で作られているシングルモルトウイスキーでございます。
ジュラ島は良質な水とたくさんのピートに恵まれた土地、そして澄んだ空気と、ウイスキーづくりに非常に適した土地であるといわれています。
ちなみに「ジュラ」とは北ゲルマン語で「鹿」を意味しており、この島はその名の通りの特徴を持っているそうです。
というのも、このジュラ島には人口約200~300人ほどの方が生活しているといわれているのですが、この島には同時に「アカシカ」という鹿が生息しているそうなんです。
その数何と4000~5000頭!
信じがたい比率なのですが、人口1人あたりに対し、軽く見積もっても10~13頭ほどの鹿が生息している計算になりますね。(笑)
これだけの鹿が人間と同時に生息することができているほど、このジュラ島は自然などの環境にも恵まれた土地であるといえます。
「アイルオブジュラ 10年」の特徴
このジュラ島の蒸留所ではノンピートとヘビーピートと2種類のピートを使用しているのですが、この「10年 ORIGIN」に関してはほとんどピートを使っていないという点が特徴的です。
ともあれ、ピートが少量しか使われていない(ピートを使わない)ウイスキーがどういった特徴を持つのか。
私見ではありますが、個人的にはウイスキー特有の香りというものが少なくなるのかなと思います。
飲んだことがある方はわかると思うのですが、「ラフロイグ」というウイスキーがあります。 こちらの場合非常にきつい香りを持っているため、ミラノは結構苦手な部類のウイスキーです。。。
それに引き換え、今回の「アイルオブジュラ 10年」はピートをほとんど使っていないがために、非常にまろやかで、香り味ともにトゲの少ないウイスキーではないかと思います。
香りの特徴
香りに関しては、アルコール特有の鼻をつくような香りはかなり少ないのかなと思います。
「人はまず第一印象から!」ではありませんが、きっとウイスキーに対する抵抗感のようなものはさして感じないのではないかと。
実際の香りに関しては、蜂蜜のような甘い香りが鼻に長く残り、香りから余韻が長いタイプでした。
アルコールの刺激臭と同様、丸みを帯びた優しい印象を受けましたね。もし女性だったら一目ぼれしてしまうタイプ。(笑)
味の特徴
まずは色から。
色に関しては薄い小麦色。これもピートを使わないウイスキーの特徴だったりするんでしょうか。
お次は味ですね。
一口目から非常に滑らかな口当たりが特徴的です。
また今回はロックでいただいたのですが、加水されていくにあたってもともと少ないトゲ感がさらになくなり飲みやすくなるという点が印象的です。
余韻に関しても長く口にうまみが残るという感じがします。
まとめ
「アイルオブジュラ 10年」ですが、ウイスキーに耐性のない方でも非常においしくいただくことができるのではないかと感じましたね。
また、様々なウイスキーを飲まれた方にとっては、改めてこのウイスキーの良さというものを再認識することができるのではないでしょうか。